健康で文化的なソコソコの生活

もがく日々の記録です。

映画版CATS(キャッツ)観ました。感想(若干ネタバレ)

昨日,あんなに
「まだ観に行けてない!!」
とギャーギャー騒いだキャッツ,
レイトショーで一人観に行って参りました。

cats-movie.jp


感想は,ぶっちゃけ,
「うーーーーーーん。ないわ。」

トム・フーパ―ともあろう人が,
もう少し何とかできなかったものか…。

英国王のスピーチ,良かったじゃん!
レミゼも感動したよ!?私,映画館に3回も足運んでブルーレイまで買ったよ?
舞台版が好きだけど,裏切られなかったし!

movies.yahoo.co.jp(映画化にあたり舞台ファンを裏切った具体例:オペラ座の怪人

 

なのに,なんで(TДT)!?

いやー,はじめのジェリクル・ソングまでは,
まだ,必死で理解(?)しようとしてました。
「大丈夫,そのうち慣れる。これから感動できるはず。」
って。

でもね,ジェニエニドッツのパートで早々に諦めましたね。
「これ,あかんやつや」(絶望)。

頭の中でリフレインする
人面犬
というワードをひたすら打ち消して,
(今思うと正しくは「人面『猫』」かも。どうでもいいけど)
「歌と踊りを楽しもう,映画に集中しよう」
と自ら鼓舞する2時間でした。

 

見た目の気持ち悪さ以外に,
ミュージカルとの違いも違和感の原因かも。

ジェニエニ・ドッツは,ゴキブリたちを並ばせて,
一緒に華麗なタップダンスを踊るのが素敵なんだよね?
食べるんじゃなくて。
(映画版ではスキンブルシャンクスがめっちゃタップ踊ってたけど。)

バストファージョーンズも,
良いところで美味しいものを食べてるから太ってて,
でも憎めないのよね?
残飯目当てに生ゴミ満載のゴミ箱漁るとか,
全然イメージと違う。

(え,まさか,原作ではジェニエニドッツがゴキブリ食べて,
バストファージョーンズがゴミ箱漁ってるのかしら…。
そうなら何も言えませんが。)

 

いやー,制作陣,誰か途中で止められなかったのかな。
「ちょっとみんな,一旦落ち着こう,
これが本当にいい作品になるのかな」,って…
CGでリアルな耳を付けたり毛を生やせるのはすごいけど,
そういうリアルさ求められている作品じゃないでしょ…。
尻尾も変だったし。
シンクロでピーンとか動くのとか違和感しかない。

ジュディ・デンチも,こんな無駄遣いないわ…。

全然話違うが,ジュディ・デンチって本当にすごい役者さんですよね。
彼女の迫力に私が恐れおののいた作品がこちら。
皆さんご存知「プライドと偏見」↓

movies.yahoo.co.jp

本当に,ジョー・ライト監督が天才的です。
キャストがみな素晴らしいし,映像も圧倒的に美しい。
まだ見たことない方はぜひ。


話し戻してキャッツ。

ひとつだけ,
ロイヤルのプリマ,フランチェスカ・ヘイワードの踊りは流石でした!
ピルエットもパドブレもすべてのパがキレイ。当たり前か。
願わくは,気持ち悪い耳とか尻尾が付いていない状態で観たかった…。

今度,ロミオとジュリエットが映画として上映されるみたいですね!
音楽が本当に美しく,私も大好きな演目だし,
時間が許せば観に行きたいところ。

romeo-juliet.jp

もういっこあった。
テイラー・スウィフトテイラー・スウィフトでステキだった。
そこだけ「ショー」として成立してて,カラッと楽しめたね。

 

基本悪口ばっかりになっちゃった。
でも,まぁ観に行かねばならなかった映画を無事観に行けた,
という点では満足でした。

 

ちゃんちゃん。